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初夏の陽気は、心も身体も開放してくれる魔法の薬ですね。
袷の時期とはいえ、私も森も、長襦袢は単衣用、半衿はまだ袷用で地紋入りがお気に入りです。森は、この季とばかり、綸子の立涌地紋で、5月の清々しさを満喫しているようです。私の着物は無地感紬が多いのですが、着る日の気温に合わせて色選びをします。

森は 「大島大好き」と昔から豪語している通り、加納製の泥藍大島単仕立てで、青山界隈を闊歩しています(笑)

さて、よく聞かれるのは、単衣の着用時期についてです。
6月からの着用ですが、私は、5月7日前後の立夏を境に単衣を着始めます。
今年は、5月5日が立夏ですね。最近は大半の方がそうしていると思います。もう少し早くから取り入れている方もお見受けしました。
森を例にすれば着物コードも、気候やライフスタイル、体型も含め、少々自分仕様でよいのかと。

森を観察すると、常着は藍大島か久留米絣木綿です。どちらも大ぶりの柄を好んでいて、そして大島2枚のみ袷で、あとは全て単衣仕立てです。仕事柄、小紋も着用回数が多いのですが、やはり、殆ど単衣か胴ぬき袷、もしくは裾と袖のみ比翼仕立て、と徹底しています。
訪問着・色無地一つ紋・格高の小紋等は、儀礼を重んじて着用しています。
長襦袢も12月から3月までを除いて、あまり透けない夏素材を重宝しており、それもポリエステル(東レ製)、半衿のみ季節に合わせ、塩瀬→絽縮緬や楊柳→絽や麻と付け替えています。

森いわく、『着物は素晴らしいけど、どうやって洋服と同じ感覚で始末できるか?
茶歴も50年あまり。加齢と共に正座もしんどくなってきて、重さのある帯も疲れる、でも優雅にステキでありたい、お手入れや着付けが面倒に思わない為に、今の着物ワードロープが出来上がったの。と…(50肩だと手が上らない、体ぷっくりなのですっきりみせたい等、笑い)』

私、晝間はどちらかと言うと紬好きなので、森とは着物ライフが違うけれども、共通項は、清潔・軽い・すっきり・体に負担のかかる着付けはしたくない。Etc.

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