お知らせ・きもの語り・メディア・催事

(1)家族・代々、世話になって
(2)着物好きの友人にすすめられて
(3)雑誌やネットから自分で探しだして
上記の3つが、ご贔屓店とのつながりになると思います。

A価格
Bサービス
Cメンテナンス
D安心補償

A~Dまで、ご自身の重要視するところを抜き出せば、
新たなご贔屓店を見つけだすことができると思います。

着物の流通と価格決定は、
作り手          個人店
織元 ⇒ 東西の問屋 ⇒ 百貨店        
デザイン(製作者)    大型店

おおよそ上記のように商品は流れていき、定価が決まっていきます。
値付けの掛け率はそれぞれの自由ですが、現在では情報公開が多いので、
原価への掛け率には、そうそう違いはありません。

Aに価値をおく場合は、百貨店の値付けを見るのが一番参考になります。
Bの場合、昔なら着物一式購入者に旅行などの特典やブランド品のアクセサリーや小物のプレゼント、ミシュランにのるほどのレストランでのお食事会など、様々な特典がありますがそれはお好みになります。
Cについては、やはり、老舗の呉服店が間違いありません。なぜなら、着物には必ず必要な白生地から最後のお仕立まで、作り手や縫製者との長きに渡るつきあいがあるので、洗張りから簡単なクリーニング、シミ抜き、かけはぎ等など、どんな要望もクリアできるというよさがあります。雑誌等にも頻繁に掲載されている店舗も安心です。
Dは、着物を上記のような正規のルートで仕入れている店舗は、その着物そのものに責任をもっており、例えば、0.5ミリ程度の糸が出ていたり色ムラがあったりひっかきがあったにしても、必ず検品のうえ販売しています。難があった場合には、その旨もお客様にお伝えし、ディスカウントをするというように、安心材料は盛りだくさんです。イベントなどで安いからと買ってしまうと、後々の補償がきかないということになりかねません。

(1)、(2)、(3)のどれを選択をするかは、それぞれが一長一短。今は着物雑誌も多く、そこで気に入ったものを取り寄せて手に入れることも可能です。しがらみが面倒だという方は、百貨店。特に伊勢丹・三越グループは秀逸。百貨店で買えばポイントもたまり、着物下着も含めついでのものも購入することができ、時間の節約につながります。

当店、東三季は開業10年目ですが、A~Dすべてをクリアしているつもりです。百貨店までのバラエティーはございませんが、着物のみなら自信をもっております。(笑)

(監修:森荷葉)