お知らせ・きもの語り・メディア・催事
ごあいさつ
10月より東三季店長に就任いたしました。還暦を目前にしながらも、まだまだ女力を発信していきたいと思っています。
20代から着物の世界に入りました。エイジレスの世の中で、どこまでも輝き美しいものを見失わないよう後半の人生を歩んでまいります。
アンティークから工芸作品まで、着物にまつわる様々な情報を皆様にご提供できますよう、毎回、多様な視点から語りたいと思います。

東京には様々な購入ルートがあります。
アンティーク
リサイクル
新古品扱い店
デパート
特殊専門店(紬・工芸)
個人店
チェーン店
問屋
工房・制作元
ネット販売
オークション

その他にも、質屋イベントや〇〇呉服の会など、スケールの大きいものも盛沢山です。
買い手は自身の予算の中から必要なものをピックアップしていけるので、的を絞って、あれこれ見て回るのも、体力・気力があれば楽しくお買い物ができるでしょう。

先日、茶道を長年やっている友人が、初釜用に本綴れ袋帯の幾何学柄を、上記のルートをたよりに探し回りました。“帯に短したすきに長し”(笑)美しく状態もよく好みの柄で、本綴れで、予算もクリアは…。そんな虫の良い話は、ないですよね(笑)

結局、ご贔屓呉服店から、織元数社で探してもらい、お気に入りの逸品を見つけることができました。1本は持っていたい憧れの本綴れ袋帯。名古屋帯でも本綴れは格高と、帯世界では一線を引いております。友人はご贔屓店で何とか購入金額を抑えてもらい、新春初釜に向けて、晴れの1本を手にしたのです。
選択情報は沢山あっても、自分好みの折り合いは、時間の節約もしかり予算もしかり、どこで手打ちをするかがその人の着物コレクションに大きく影響を与えるでしょう。

(監修:森荷葉)